「ピンポーン、お客様が来たはずなのにインターホンが鳴らない…」
「宅配便の再配達を頼んだのに、チャイムが聞こえなくて受け取れなかった」
インターホンが正常に機能しないと、防犯面だけでなく、日常生活にも大きな支障が出てしまいますよね。一体何が原因で、どうすれば直るのでしょうか?
この記事では、インターホンが鳴らないトラブルに対し、まず自分で確認できることから、プロが行う原因特定の方法、そして交換に必要な資格の有無までを、電気工事のプロが徹底解説します。身近な弱電工事の裏側を知ることで、この仕事の面白さや専門性も感じていただけるでしょう。
インターホンが鳴らない!まず自分でチェックできる4つのこと

インターホンが鳴らない場合、まず故障と決めつけずに、簡単なセルフチェックから始めましょう。意外と単純な原因で解決することも少なくありません。
① 電源が入っているか、電池切れではないか?
- ワイヤレス式: 親機(室内)と子機(玄関)の両方が電池で動くタイプの場合、電池切れが最も多い原因です。新しい電池に交換してみましょう。
- 電源アダプター式: 親機がコンセントに差し込むアダプター式の場合、プラグが抜けていないか、コンセントに電気が来ているか確認します。
- 電源直結式: 壁の配線に直接繋がっているタイプは、後述するブレーカー落ちの可能性もあります。
② 音量設定が「OFF」や「最小」になっていないか?
意外と見落としがちなのが、音量設定です。親機(受話器タイプの場合は受話器側面など)の音量ボタンや設定メニューを確認し、誤って「消音モード」や「最小音量」になっていないかチェックしてみましょう。
③ 故障ではなく「一時的な通信不良」ではないか?
特にWi-Fiと連動するタイプのインターホンや、ワイヤレス式の場合、電波状況や機器の一時的な不具合も考えられます。
- 親機やルーター(Wi-Fi連動型の場合)の電源を一度抜いて、数分待ってから再度差し込み、再起動してみましょう。
- ワイヤレス式の場合は、親機と子機の間に障害物がないか確認してください。
④ 子機(玄関子機)が汚れていないか?
玄関の子機は屋外に設置されているため、雨風やホコリにさらされやすいです。カメラレンズ、スピーカー、マイク部分に泥汚れやクモの巣などが付着していないか確認し、柔らかい布で優しく拭き取ってみましょう。水濡れが原因で一時的に機能が停止している可能性もあります。
【プロの思考】インターホンが鳴らない主要な「故障原因」と特定方法

上記のセルフチェックで解決しない場合、インターホン本体や配線など、内部的な故障が考えられます。プロの電気工事士は、状況を「切り分け」ながら原因を特定していきます。
① 室内親機の故障
- 特定方法:玄関子機からの呼び出し音が親機では聞こえない、他の機能(通話、モニター)も動作しない、親機に全く電源が入らない、といった症状があれば、親機自体の故障が疑われます。
- 解説:親機は常に通電しているため、電子部品の経年劣化(寿命は約10年~15年)による故障が多く発生します。
② 玄関子機の故障
- 特定方法:親機は正常に動作する(電源が入る、他の機能は使える)のに、玄関でボタンを押しても鳴らない、カメラが映らない、相手の声が聞こえない、といった症状があれば、子機(玄関側)の故障が疑われます。
- 解説:子機は屋外に設置されているため、雨水の侵入、結露、直射日光による劣化などで故障しやすい部品です。
③ 配線の断線・接触不良
- 特定方法:親機も子機も問題なさそうに見えるのに動作しない場合や、特定のタイミングだけで不具合が起こる場合、配線の断線や接触不良が疑われます。プロは「テスター」という専用の計測器を使って、配線に電気が流れているか、信号が届いているかをチェックします。
- 解説:特に屋外を通る配線や、壁の中を通る隠蔽配線で、経年劣化による被膜の損傷、小動物によるかじり、工事時の不具合などが原因で起こることがあります。原因特定が最も難しいケースの一つで、プロの経験と知識が問われます。
④ 電源供給の異常
- 特定方法:インターホンだけでなく、同じ回路の他の電気製品も動かない場合は、分電盤のブレーカーが落ちていないか確認します。ブレーカーが正常なのにインターホンに電源が来ていない場合、電源ユニットの故障などが考えられます。
- 解説:インターホンの電源は、特定のブレーカーに繋がっていることが多いため、まずは分電盤を確認することが重要です。
インターホンの交換、自分でできる?プロの資格は必要?【弱電工事の専門性】

インターホン交換における資格の要否は、その電源の種類と配線方法によって決まります。
【資格が不要なケース】ワイヤレス式・電源アダプター式
ワイヤレス式インターホン
親機・子機ともに電池式、または親機がコンセントにアダプターを差し込むタイプの場合、配線工事は不要なため、特別な資格は必要ありません。誰でも自分で交換が可能です。
【電気工事士の資格が必須なケース】電源直結式のインターホン
電源直結式のインターホン
壁の配線に直接繋がっており、本体を外すと電線が露出するタイプのインターホン交換は、「第二種電気工事士」の国家資格が必須となります。
これは、AC100Vの電圧を扱う「電気工事」にあたるためです。無資格での作業は感電や火災の危険性があるだけでなく、法律で罰せられます。
【資格は必須ではないがプロに依頼すべきケース】有線式のインターホン
インターホン同士を結ぶ「弱電配線」自体は、電気工事士の資格が必須ではありません。しかし、安定した通信を確保し、配線をきれいに隠蔽して仕上げるには、プロの技術と経験が不可欠です。
プロに依頼する理由
- 安定した通信:配線のノイズ対策や適切なケーブル選定で、クリアな音声・映像を確保します。
- 建物の美観維持:壁の中に配線を通す「隠蔽配線」は、見た目を損なわずスッキリと仕上げるプロの技術です。
- 迅速な原因特定:複雑な配線のトラブルも、プロの知識があれば素早く解決できます。
「弱電工事」とは?
インターホン工事は、情報通信やセキュリティに関連する「弱電工事」の代表例です。他にも、防犯カメラ、LAN配線、テレビアンテナ配線なども弱電工事に含まれ、私たちの暮らしの安心・快適を支える重要な仕事です。
【まとめ】インターホン工事は、生活を守る「弱電工事」のプロの腕の見せ所

インターホンが鳴らないトラブルは、日常生活に大きな不便と不安をもたらします。その原因特定から解決までには、専門的な知識と技術が求められる場合がほとんどです。
インターホン工事のポイントおさらい
- まずは電源、音量、汚れなど、簡単なセルフチェックから。
- 解決しない場合は、親機、子機、配線、電源など原因の切り分けが重要。
- 電源直結式の交換には、電気工事士の資格が必須。
- 有線式の交換や配線工事は、安定性・美観の確保のためプロの弱電工事技術に頼るべき。
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